で、先日友人の結婚披露宴に参加しました。
2次会パーティーは夏に参加したけど披露宴は久しぶりでした。
で、前回、この日のために
色無地作ったという記事
を書きましたが、結局着ませんでした。
間に合わせるために、染めも仕立ても少し急いでかがんばっていただいたのに。
ちょっと急いでいただいた方々、申し訳ございませんでした。
でも、これはこれで楽しく着させてもらいます。
で、何を着たかというと、
薄い卵色に大胆な葵唐草の華やかな訪問着。
この訪問着ですが、3年近く前、実家の箪笥から発掘されました。
真っ赤な八掛がついていたので、親戚の娘時代の着物かと思われます。
上前に目立つしみがあって染み抜きのお手入れなどをお願いしていたのですが、
色々ばたばたあり、そのままお蔵入りしていました。
つい最近、手元に届きました。
どんな風にお願いしていたのかさえ覚えていなかったのですが、
しみはすっかり消え、八掛を共色に変えられ、
きちんとお仕立てされてできあがってきました。
丸巻きのままだと思っていたのでちょっとびっくりしましたが、
嬉しいビックリでした。
人の記憶なんてずいぶんあやふやなもので、
3年近く前に見たときは、もう少し地味な柄だった気がしたのですが、
実際出来上がってきたのを見たら、
とても華やかで大胆な柄行きの葵唐草模様。
京友禅のような繊細な感じでなく、どっちかというと勢いがあります。
そして、ちょっとモダンな感じ?!
やっぱり華やかな席だし、こんなタイミングで手元に届いたのも何かの縁だと、着ました。
帯は丸帯。
以前、
赤い友禅の華やかな小振袖に締めていた丸帯です。
分厚くって立派な帯芯が入っていて締めづらかったので、
今回は、帯芯は抜いてしまいました。
本当に分厚くて頑丈な芯が入っていました。笑
芯が入っていたほうが、帯が痛まずいいので、薄い芯を入れたいところですが、
今回はこのままで。
帯結びですが、もちろん二重太鼓でいいんですが、
華やかな席にちょっとそれじゃつまらないかな・・・と
日の出太鼓というのにしてみました。
着物学校時代に習った結び方です。
本当は結んでもらう帯結びなのですが、頼める人が近くにいなかったので、
自分で締めました。
習った当時はなんかいまいちかなあ・・・?と思ったのですが、
こんなのもありかなと思い直して。
アラサーですが、未婚な女性なので
訪問着だけどもっと華やかな結び方でも良いのかもしれないんですが、
ふくら雀って感じじゃないなあとこれにしました。
もう少し扇が小さくのぞくと良かったんですが・・・。
お太鼓結びベースの帯結びも色々あるので研究してみたいです。
美容姿を使って、自分で結べるやつだったら、楽だと思います。
(これがあれば、自分でふくら雀も楽に結べてしまうんですよ。)
なかなか盛装ってしないのでこのあたりはずいぶん手薄です。
半衿。
白地に白糸の花の刺繍。ちょっとだけ金糸入り
伊達衿。
やっぱりこういう華やかな席には伊達衿があるとボリューム感が出ますよ。
サーモンピンクの伊達衿。
以前手に入れたもの、どうかしらと思って置いてみたら
着物に同じような色が入っていました。
いい感じだったので採用。
帯揚。
クリーム色でオレンジ色で蝶の絞りが施されているものだったのですが、
一見無地の帯揚に見えるのは、裏返して使ったからです。
本当は金糸が入っているような無地系のが良いなあと思ったけど
そろえられませんでした。
帯締。
白の平組。ふちは金色。
これも実は頂き物。こんな時に万能な1本。
履物と足袋。
白足袋に礼装用ということでいつもの草履ですが、
写真は撮り忘れたので、以前撮ったもの。
礼装用は一つ持っていると楽です。
髪飾り。
インドネシアのお土産でいただいた銀細工のブローチを
細いカチューシャに取り付けて、セットしました。
セットと言っても、久しぶりにまたショートカットなので、
どうしようもなくて、こんな感じになりました。
髪の毛いじりは苦手なので、美容師さんに任せるのがいいのかなあと思ったけど、
今回は自力でこんな感じででした。