梅雨の真っただ中
私と同じ生年月日、血液型の
やなぎださんのやっている
音楽ユニット
cliche(クリシェ)のライブに行ってきました。
折角なので、着物で行こうと思ったのですが、天気予報は雨。
雨でもどうしでも着ていきたい時の選択。
それは、雨に濡れても大丈夫なものを着る事です。
それに、季節は6月下旬。
というわけで
浴衣を着物風に着ることにしました。
浴衣
着た浴衣は、高校生のときに家庭科で自分で縫った浴衣です。
好きな反物を買ってきて、縫うのです。
もう10年以上前(汗)の事で、あまり詳しく覚えていませんが、
襟はちょっと難しかった気がするのですが、
ほとんど全て直線縫で済んでしまう、和服はとても良くできています。
綿素材の黒地に芥子色でバラの柄が絞り風に染めてあるこの浴衣に
当時、どんな帯を合わせたら良いのか
全くわかりませんでした。
結局、朱やショッキングピンクの帯を合わせた記憶があります。
ずいぶん地味なのを選んだなあって今となっては思いますが、
こうして着物にハマってからは、こんな浴衣はお役立ちです。
当時、浴衣用の帯って今の様に材質や素材感や柄行も今のように多様じゃなくて
だいたい、みんな無地の黄色か赤の半幅帯をしていたのを記憶しています。
半幅帯だけでなく、兵児帯の種類も増えているし。
浴衣の材質も綿100%だけじゃなくて、ポリエステルで、着物っぽかったり
目の詰まった平織だけでなく綿紅梅、綿絽など織りも着物顔負けです。
そう思うと、浴衣の形状自体は変わらないけど
浴衣にも進化や流行があるなあというのを感じます。
とは言うものの
私はやっぱり、ベーシックなものが好きで、
今シーズンは買わないけど、
今度買うなら是非、有島鳴海絞りの白地か藍の浴衣が欲しいと思ってます。
皆さんにもお勧めしたい浴衣です。
半襟
浴衣も帯も色のトーンが暗いので、あえてきっぱり
白の綿のバラ柄レース地。
帯揚
これも同じ理由で
白の絽のもの。ところどころ、ピンク色の蝶が飛んでいます。
帯締と帯留
白×黄の市松模様の帯締に金魚の帯留。
半襟と帯揚に続いて、もちろん白い帯締でも良いと思いますが、
浴衣のからし色→黄色をとりました。
帯
しゃきっと、単の博多帯です。
地の色は臙脂(えんじ)色で、帯の中心には白で、帆立船の織り込まれています。
夏らしい帯です。
これも実は3000円くらいで手に入れた古着・・・。
ずいぶん役立っています。
足袋
白地に赤でハイビスカス柄が入ったタビックスです。
雨の日はなるべくざぶざぶ洗いやすい、汚れも落としやすいソックスタイプが便利です。
下駄
時雨履き。鼻緒もビニール製でぬれても問題なし。
爪革というカバーを付けて履くと足先が濡れません。
この日は持っていくの忘れちゃいましたが。
眼鏡
白のアンティーク帯揚、半襟や足袋の色に合わせています。
髪型
着物、特に晴れの着物には大きめに作る方がバランスが良いと思うんですが、
浴衣はタイトな方が、みずみずしくて、涼しげで良いかなあと
ぺたっとした感じにしています。
この日はあいにくの雨。
ざんざん降りになってしまいました。
そんな時でも安心なコーディネイトです。