友達とさしで新年会しました。もつ鍋食べたかったんです。
また、着物なんかでもつ鍋?!って思われるかもしれないですけど
別に大丈夫ですよ。
着物で焼き肉食べにいった時にも話したと思いますけど、今はどこも比較的きれいですから。
と、その前に銀座でデート。
銀座松屋で行われていた
日本のおしゃれ展と
和のおしゃれ展。
その様子は
こちらからご覧ください。
この日のコーディネイトは
まだちょっぴりお正月っぽい華やかさのある着物を着たい。
銀座という場所柄、ぱっと見であまり安っぽい着物は着たくない。
やっぱり銀座はちょっと華やかで高級な街だと思うんです。
だからは少しきれいめにおしゃれしたい。
アンティークは好きだけどコテコテな合わせ方はちょっと遠慮したい。
そこそこ上品だけどこじゃれた感じに(これはいつもの土田一美スタイルです)
といったことを考えました。
まだ着たことない頂き物で
正月っぽいのがあったので新年はこれしかないなあと思っていました。
長羽織も着物と袖の長さがぴったり合う絞りが美しいのがあったので(これもまた頂き物)
すぐに決まりましたけど、帯がなかなか決まりませんでした。
着物に何本か帯をあててみましたが
正月らしいとか、あまり安っぽくなくて〜とか色々考えていたら・・・。
羽織の紫色のトーンが思ったより明るめでついていた羽織紐もショッキングピンク。
袖の長さからしても若い娘さん向けの着物なのねとは思ったけど
欲しかった中古で自分で手に入れたいなあと思っていたあこがれの絞りの羽織、
しかも長羽織が手に入ったからぜひ着たかったのでした。
羽裏(羽織の裏地の事です。着たら見えません。そこがおしゃれ!)もとてもおしゃれです。
絞りの羽織というと私の母親の時代に一時期、流行ったそうです。
だから、着物学校時代、クラスメイトで着ている友達がけっこういました。
ですから、もしかしたら
皆さんの家の箪笥にも 眠っているかもしれませんよ。ぜひ起こしてあげてください。
(残念なことにうちにはありませんでした。でも頂いちゃったから問題なし。)
そうでなくても中古の着物屋さんには、
いろんな色の絞りの羽織が置いてあるところも多いです。
(いただく前に真剣に買おうと思っていたので、知っているのですが。笑)
着物
白地のやわらか小紋。
梅、牡丹、紅葉、菊らしき花などが描かれています。
牡丹の赤が鮮やかです。
八掛の赤もまぶしく、袖もちょっと長めで若い娘さん用にあつらえた着物だったのかも知れません。
私には丈がちょっと足りないけど無理矢理着ました。
裾に目立つカビのようなものが付着していてて、
目の位置に来ない分、目立たないと言えば目立たないけど、早く悉皆屋さんに出したいです。
半襟
さっぱり目に。白地にピンクの花がミシン刺繍されています。ちょっとかわいすぎですね。
帯から垂れた根付。
帯揚や、帯枕の紐に通してあるだけです。
正月らしい感じがしたので
将棋の駒のような形の木に辰。裏には名前が書かれています。
おばあちゃんがくれました。
先端に懐中時計をつけたりするのがおしゃれかもしれないです。
今なら携帯電話でしょうが、帯に仕込むにはちょっと大きい気がします。
(全然入るけどぼこっとします。)
帯
黒地の獅子帯。
お腹の部分には獅子が出ていませんのでわかりづらいですが、
かっこいい系の帯です。
黒い帯は合わせやすいとよく最初の3本までで勧められる色のような気もするのですが
帯に黒という重い色がくるとかなりの存在感だし
重ーい印象になります。
柄は好きなのですが、絹ではなくポリの安物なのでとても閉めづらくて緩みやすいのです。
過去にこの帯を締めているコーディネイトは
こちら。
着物があまりにはんなりしていたので帯はちょっとかっこいい系できりっと引き締めています。
ここまでは、普通と言えば普通のコーディネイトですよね。
これではありきたりなので
帯揚と帯締と足袋を同系のさし色にしてちょっとスパイスを利かせます。
帯揚
おそらく襦袢だったんじゃないかと思うのですが、アンティークの古布
地色は鮮やかな水色ですが、たくさんの色が使われていて本当にカラフル。
結び方で色の出方を変えられます。
帯締
鮮やかな水色。
頂き物の帯締の中でもずいぶん活躍しています。
羽織
紫絞り長羽織。
絞りの美しさに圧巻です。
白い部分がずいぶん黄ばんでいますがアンティークに免じて
あまり気にせず着てしまいました。
これを羽織るだけで凄い存在感です。そして、かわいい。
草履
こればかり履いてしまいますが
畳表に印伝の鼻緒。私にとってこれほど無敵な組み合わせはない気がしています。
もちろん本天も大好きですけどね。
足袋
水色のコーデュロイで細かい白の水玉で
さらに大きな水玉が金色でプリントされています。
内側はネル素材で暖かい冬用の足袋です。
それいゆのオリジナルで以前ネットで購入しました。
底は黒なので汚れも目立ちません。
バッグ
JAMIN PUECH(ジャマンピエッシュ)というフランスのバッグのブランドのものです。
ハンドメイドのビーズやスパンコールなどをふんだんに使った
とてもおしゃれでちょっと華奢なバッグをたくさん作っているブランドです。
ずいぶん前に頑張って買ったものですが
和装には、こんながま口タイプのバッグもよく似合います。
長手袋
冬の装いには必須です。
洋服と違い袖の部分がつぼまっているわけではないので
やっぱりスースーしますから。
何も和装用がある訳ではなくて
普通に手袋売り場でもとめたものです。
最近では7部丈のコートなども流行っているので
色々なロング手袋が売られてます。お気に入りを探してみましょう。
レザーのものなんかでもいいと思いますよ。
毛皮のマフラー
襟元の防寒も重要です。
首に何か巻くだけで体感温度が変わります。
和装にはショールが似合いますけど
首を直接、防寒してくれて
フットワーク軽めに!と思うとマフラーもかわいくていいですよ。
毛皮は暖かくてこの小さいタイプならハンドバッグの取っ手の部分に巻いてしまえば
屋内で持ち歩きが苦にならないのでかなりおすすめです。
眼鏡
アンティークの白。
ついついこればっかりしていますが、使いやすい。
髪型
トッブにボリュームをつけた方が着物にはバランスがとれます。
新年のコーディネイトいかがでしたか?
気合いが入りすぎて長い記事になってしまいました。