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    • 2014.06.18 Wednesday
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    絽の半巾帯も着納め

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      友達の誘いで、芝居を見にいきました。
      お友達のお知り合いが劇団の俳優なんですって。

      殺陣(たちまわりのことです)を得意とする劇団のようで
      その日の物語も時代物で、出てくる人出てくる人ほとんど着物姿で
      刀さばきも見事なもの。
      あの狭い舞台上ですごいなあ・・・と。

      現代においては着物はお出かけ着で、汚れちゃいけないとかそういう特別なものって感じだし
      ちょっと何か手伝ったりしようものなら『着物だからいいよ』なんていわれちゃったりするけど
      昔は、みんな着物だったし、
      武士なんて着物着て、刀振り回したりしていたなんて
      テレビの時代劇なんかでは普通に見ているけど
      生で見ると(もちろん本物の刀ではないけど)
      すごいなあー
      そしてかっこいい!!!
      と思ってしまったのでした。

      さてそんな日のコーディネイト。(舞台には特には関係性はありません。)

      07092403.jpg
      地味目の青の単衣の紬。
      おばあちゃんのだと思うんですが、
      地味な色。
      なぜかおばあちゃんは青が好きらしいです。
      地味な青のイメージが強いです。
      所々に柄が入っているも地味目。

      でも、これを、デニムのような感覚と思うと
      結構帯や小物で遊べます。
      洋服感覚であわせられます。

      07092401.jpg
      今シーズン作ったアンティークの絽のハギレを接ぎ合わせて作った半巾帯。
      無地感覚の着物に浮き上がるように際立ちます。
      絽の帯ですから、そろそろ着納め、締め納めですが、
      なんやかんや、帯のこのかわいい柄を際立たせたいと言う事もあり、
      無地っぽい着物にばかり合わせてしまっていたような・・・。
      来年はもっと色んな着物に合わせたいなあと思っています。

      結びは、お気に入りの吉弥結び。
      貝の口にたれが付いたような雰囲気の結びで
      貝の口よりも小さくなりすぎないので、半巾だけど
      大きめの結びになってバランスがなかなか良いです。
      帯締めをしないとほどけやすいですが、
      帯締めをするからより着物らしい?雰囲気になります。
      芥子色の帯締め使いやすすぎです。
      色々持っているのに、前回と同じものです。
      お気に入りだからって使い過ぎですが、
      もっといろんなアレンジを考えるようにしなくちゃです。


      またもや、肌襦袢に裾よけにうそつき半襟だけで
      長襦袢も半襦袢も着ていません。
      面倒くさがり過ぎですが
      あくまで、今シーズンはきちんとお洗濯に出すつもりでいるので・・・。


      07092402.jpg
      足袋
      分銅屋の友禅足袋。
      こちらの足袋は私の足にぴったりフィットします。
      やっぱり、しわ一つない足袋って凛として気持ちがいい。
      足袋のお誂えもしてみたいものです。

      ついでに草履の台の色も黄色。

      足袋と草履の台の色と合わせるのも、品よくおしゃれだと思うんです。
      鼻緒がカラフルなので、この草履もずいぶん活用中です。
       
       
       
       
       
       
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      備前焼

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        織込花莚(おりこみはなむしろ)に引き続きお盆の旅行で発見して来たものの話です。

        岡山県と言えば代表的なもので備前焼があります。

        10年近く前にインドのバラナシで会った同じ年の日本男子は
        備前焼の窯元の家の子でした。

        お恥ずかしながら今回の旅の準備をするまでは
        全くと言っていいほど
        備前焼がどんな雰囲気の焼き物か知らなかったのですが、

        六大古窯(瀬戸・常滑・丹波・越前・信楽・備前)のひとつで
        約千年の伝統があるそうです。
        釉薬を使わず、約10日間という長時間
        松割木で焼き上げるので
        火のあたり加減や灰のかかり具合によって
        胡麻(ごま)・桟切(さんぎり)・火欅(ひだすき)など
        多彩な無釉独特の素朴さのある焼き物です。
        土と炎が生み出す。なんて言ったりするみたいです。

        色味が渋ーい。でも味わい深い。
        友達に備前焼の話をしたら、男性に人気でした。
        確かに泥臭い感じがしますよね。

        今回の旅行で、当初定していなかったのですが、
        縁があり、その友達の実家に遊びにいきました。
        日本のエーゲ海なんて呼ばれている海を見に行ったり
        お家の周りを案内していただいたり
        そして、備前焼教室もしていただいて
        すっかりお世話になってしまいました。
        ありがたい。

        作ったのは、お魚用の皿と普段使いの大きめプレートです。
        bizenbefore.jpg
        焼きによって変わるから、シンプルな形に・・・。

        焼き上がりをとっても楽しみにしていたのですが、
        つい先日焼き上がって送られてきました。


        ドーン。
        07092701.jpg
        何とも味わい深い。
        焼く前からは想像がつかないですよね。この仕上がり。

        お皿についている丸い模様。そして丸の中の赤いぐにゃっとついた線ですが、
        くっつかないように藁(わら)など敷いて、
        その上にコップなどのほかの焼き物を置いていた状態で窯で焼いた跡なんです。

        皿などを窯の中に水平に置くと、当然その上のスペースがデッドスペースになりますよね。
        そのまま重ねるとくっついちゃうし、と言う事で藁(わら)を敷いて
        さらに違うものを上に載せて。
        省スペースと言うだけでなくて、
        重ねる事で火のまわり方もきっと変わるでしょうし、灰のつき方も変わるでしょう。
        面白い焼き物です。

        お皿が到着したとき、ちょうど秋刀魚を焼いていたので、
        せっかくなので急遽、こちらに盛りつけました。笑
        07092301.jpg
        料理がとっても映えますよね。

        お土産にはお茶碗とビアマグを買いました。
        07092702.jpg
        ビアマグはクリーミーな泡が立つのでおいしくなるんですよ。
        このビアマグも、藁(わら)を挟み込んで、同じ形のビアマグと重ねて焼いたので
        中央付近に藁(わら)の跡と重ねたので真ん中から上と下とでは雰囲気が違いますよね。

        倉敷の美観地区には備前焼のお店が軒を連ねていますが、
        どこも結構良いお値段です。
        備前の郷で買えば少しはお手頃なのかしら?
        でも旅の思い出にはお一つくらい良いかもしれませんけどね。





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        ポップにカジュアル。レースの兵児帯と単衣の着物

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          3連休のある一日、
          お友達とディナーをするのに出かけた時に着た着物です。
          07092203.jpg
          土田は、まだおうちで着物を着て過ごすまでの域には達していません。
          寝間着を浴衣にしたいなあという計画は無きにしもあらずですが、
          わざわざ今あるパジャマを捨ててまではなあと思って。
          ちょこっと出かける時に着る着物が好きです。
          でも別に改まったものじゃなくって
          ジーンズにTシャツ感覚のカジュアルな普段着物をです。
           
           
          ざらっとした紬風の素材の単衣の小紋。
          柄行、素材感ともに、いかにも普段着っぽい着物です。
          色味は落ち着いていますが、かわいらしい柄です。
          こんなトーンが落ち着いてていろんな色を使っていると
          いろんな帯が合わせやすかったりします。
           
          でも、この日合わせたのは、
          以前、浴衣に合わせて買った黒いレースの兵児帯。
          兵児帯って簡単です。
          胴に2回巻いてチョウチョ結びにしてから
          長い方のたれを結び目の下から後ろに通してかぶせるだけです。
          黒い帯だけだとちょっと重いので、
          紫×白のストライプの布を帯揚げ風にし、黄色の細い帯締めをしています。
          兵児帯は結び目が緩んで、だらりと下がりやすいので
          帯揚げ入れてあげると少しは良いですよ。
          ちょっと暑い感じはしますが、小さめの帯枕を上手に使う方法もあります。
          まあ、緩んできたら、単にチョウチョ結びだから結び直しても良いと思います。
          07092201.jpg
          半襟は、綿レースのうそつきです。
          着物の下は、肌襦袢と裾よけとウエストの補正のみ。
          最近補正が気になっています。
          以前からしていた補正の仕方だと何となく着物が崩れる感じがします。
          また、帯の感じ。よく見ると下腹がずいぶん出ているように見えてしまっていますよね。
          下腹の補正が多いってことだと思うんですが、
          もしや、体型の崩れ・・・。ショック・・・。
          ちょっと研究してみることにします。

          人によって体型って違いますよね。
          だから、着物って同じような形だけど
          着る人によって当然着た雰囲気は違うし、
          補正の仕方で、ずいぶん感じが変わります。
          太って見えたりやせて見えたり、足長に見えたりなどなど。
          逆に言えば、上手に補正すれば
          体型が多少変わっても大丈夫とも言えます。笑

          昔と今とでは着物の着方もずいぶん違うみたいです。
          昔は普段みんな着物だったというのもあるんでしょうが、
          あまり補正もしなかったようです。
          だから帯もシワシワ胸元も結構乱れていたりなど
          昔の写真を見るとあら・・・って思います。
          今は、お出かけ着としての着物が主流ですから、
          きちっと補正して、きちっと着る風潮なのだと思います。

          あまりがっちり補正してしまうと
          顔とのバランスが悪くなったり不自然になります。
          ただ、人間の体が美しい曲面にできているのに対して、
          着物自体は、平面ですよね。
          だからコーラの瓶に紙や布を巻いてみればわかるんですが、
          円柱に近い形状じゃないと、収まりが悪いですよね。
          だからまあ程々にTPOや好みにあわせて、
          補正するのが良いのかなあと土田は思います。
          上手に補正をすれば、着崩れはしづらくなりますよ。


          07092202.jpg
          ベージュに白の水玉の足袋ソックスと千鳥格子の鼻緒の下駄。
          実にかわいい組み合わせになりました。

          足袋と比べれば足袋ソックスは安いし、扱いが楽ですが、
          履物との組み合わせによっては、つるつる滑ってしまって
          歩き辛い事も多いです。
          この下駄はかなり軽くて歩き易い方ではありますが
          靴下が滑りました。
           
           
           
           
           
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          秋の単衣の着物

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            暑い連休になってしまいましたが、単衣を着ました。
            一応、年に2ヶ月6月と9月しか着るチャンスないので。
            とは言っても、進む温暖化。
            ずいぶん緩く考えている方も増えていると思いますが・・・。

            友達と美術館に行った日のコーディネイトです。

            矢絣の着物。
            ピンクと茶色の矢絣。
            お友達からの頂き物。
            ちょっと派手ですね。矢絣って年でもない?
            いやいやまだまだ現役で着ますよ。
            カジュアルな着物です。

            袖の長さが長めなので
            普通の長襦袢は合いません。
            そんな場合は、袖を短く直してしまうか、
            合う長さのうそつき袖を作って縫いつけてしまうか、
            袖口にレースがついているような筒袖の半襦袢を着るものですが、
            暑かったし、めんどくさいので、肌襦袢の上に直接着ています。
            ビックリ?
            今シーズンは、洗濯に出すつもりだったので良いかなあと思って。
            別に、汗かいたって時間を置かずに手入れをすれば大丈夫です。

            うそつき半襟を使用しています。
            美容襟とも呼ばれる物に、綿レースの襟をかけてあるんですが、
            縫い付ける時間がなかったので、
            両面テープで付けていることは秘密です。(言ってるじゃん 笑)
            でも、なんだか久しぶりだったので、
            上手に付けることができずふわふわになってしまいました。
            ポイントを押さえて付ければ、縫ったみたいにぴしっといきます。
            でも、両面テープを使った場合はその日のうちに接がした方が無難です。
            粘着材は時間が経つほどとりづらくなりますので、ご注意を!
            07091502.jpg

            ピンクっぽい紫の絞りの名古屋帯
            大のお気に入り。なんでこう、絞りばかり好きなのでしょうか。
            何にでも比較的合わせやすいので大活躍のお気に入りです。

            07091503.jpg
            帯締めと帯留め
            白×黄色の市松の帯締に菊のような?黄色いお花の帯留め。
            みもざすたいるさんのもの。

            こういう小物を使うとポップさが増しますね。

            帯揚げ、生成りにオレンジの絞り。
            ベースが白なので使いやすい。
            しぼってある先っちょだけオレンジ色。ちょっとかわってますよね。
            あまり最近はめっきり絞りの帯揚げって見ませんけど
            家には絞りの帯揚げしかなかったので
            結構利用しています。
            もちろん長さが足りていればスカーフや布切れやら
            何でも帯揚げになりますよ。

            07091501.jpg
            足袋ソックスと下駄
            変わった柄の茶色ベースの足袋ソックスはお友達からの頂き物。
            かわいいでしょ。
            何を思ったか、美術館なのに下駄にしてしまいました。
            でも、そこに、ゴムが貼ってあるタイプなので大丈夫でしたが。
            千鳥格子の鼻緒で、足袋ソックスとの組み合わせだと
            ちょっとうるさい感じ。
            まあ、着物が既にうるさいのでまあ、こんぐらいたまには遊んでも良いかも。
            ちょっと秋らしいエッセンスも入れたかったです。
             
             
             
             
             
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            牛嶋神社大祭てぬぐい

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              友達の誘いで
              日曜日に牛嶋神社のお祭りに参加してきました。
              07091603.jpg
              これから宮入するところ。

              中学生くらいまで、地元のお祭りに参加したことはあったのですが、
              社会人になってからお祭りに参加するのは初めてです。
              そして、神輿をガッツリ担ぎました。
              立派な御神輿でした。
              こちらの町は少し小さめの女神輿もあり、
              午前中は宮入は大きい方を背伸びしながら担いで、
              午後は町内を巡りつつ、江戸東京博物館の広場まで。

              肩にはアザができ、変なところが筋肉痛になり
              夏のような暑さと晴天でガンガンに日焼けまでしてしまいました。
              お祭りと言えば、
              股引き、鯉口シャツ、腹掛け、半纏、はちまき、地下足袋。
              中学の時に、一式揃えてもらったので、それを引っ張りだして着たのですが、
              サイズ大丈夫でよかった。笑

              07091602.jpg
              ひどい髪型。ショートにはちまきは、し辛いですね・・・。

              てぬぐいは町のをいただいたので、ご紹介です。
              07091601.jpg

              亀沢1丁目のてぬぐいです。
              シンプルに紺地に、白抜きの紋と亀沢1丁目の文字など。
              ちゃんと注染染め。
              紺色なんですが、洗濯したらさらに鮮やかに発色しました。
              それでも実際よりずいぶん写真写りは鮮やかです。不思議です。

              同じデザインで若草色のような色のを頭に巻いていた人が居たので
              もしかしたら年によって、色が違ったりするのかもしれませんね。

              お祭りはとっても楽しくて、
              また参加したいなあと思っているところです。
              今度は来年浅草三社かしら?

              Aさんならびにkちゃんお世話になりました。
              ご一緒させていただいた、sくんもありがとう。

               
               
               
               
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              織込花莚(おりこみはなむしろ)

              0
                もう1ヶ月も前で、日が経ってしまいましたが、
                お盆休み、岡山、徳島、香川に旅行に行きました。

                土田の旅の楽しみの一つは、その土地の工芸品などを見たり、手に入れたり。
                BLOGでも、着物同様に、
                日本らしくて美しい、味わい深い物達を
                その都度ちょっとずつ紹介していきたいと思っています。


                で、倉敷に行きました。
                中国地方も岡山県も倉敷も初めてでしたが、
                倉敷の美観地区の町並みは本当にすばらしくて、
                観光地化し過ぎは否めないんですが情緒ある町並みにうっとりします。

                美観地区には、大原美術館倉敷民藝館があります。

                大原美術館は、倉敷を基盤に幅広く活躍した事業家大原孫三郎が設立した私立美術館なのですが、
                彼は、柳宗悦(柳宗理の父)らによる民藝運動への援助者としても有名です。
                大原美術館には、工芸館という棟があり、
                民藝運動の中心となった人たちの焼き物などがたくさん並んでします。
                建物も置いてある物も本当にすばらしくて、思わず図録を購入してしまいました。
                とにかく、そんな土台もあってか、
                倉敷は、民藝色?(って言葉あるのかなあ)の強い物がたくさん。
                たくさんの工芸品があります。

                その一つを買ってきました。
                これ!!
                07091801.jpg


                花むしろと言うらしいです。
                いわゆる『寝ゴザ』ですね。

                でも、この柄どうです?モダンな雰囲気でかわいいでしょ。
                発色も良い。こんなモダンな感じがする柄が、これ以外にも素敵なの多数。
                ネットで詳しくのっているところないのか探したのですが、今のところ
                こちらの情報が一番詳しいくらいなようです。
                動画もご覧くださいね。概要が分かりやすいです。


                編み方がふっくらとしててしっかりしてて丈夫なんです。

                夏はこの寝ゴザで昼寝したい。もちろん夏だけじゃなくても、気持ちいい。
                い草の香りが心地よいです。

                私の部屋は和室ですが、
                もちろん板の間やモダンな洋間に敷いても雰囲気が出るんじゃないかなあと思います。

                「松三印・花むしろイ草製品」三宅松三郎商店
                二色市松(一畳)¥6300
                岡山県の最高イ草を精選し、多年に亘る独特の研究による技術をもって、優れた色彩に染め、精錬されたデザインで、一本一本織り上げ、仕上げられた花むしろ。現代の生活にもあう、コースターや敷物など色鮮やかな倉敷を代表する工芸品。

                 
                 
                  
                 
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                今年最後の薄物

                0
                  夏もすっかり終わりモードですが、
                  この夏最後の夏着物のレポートをすっかりし損なってしまったので、
                  遅ればせながら、ちょっと野暮ったい気もしますが、
                  記録も兼ねて、ここにご報告。

                  YUKATA PARTYも目前、慌ただしい中、ちょっと人に会ってきました。

                  せっかくなので着物でと思ったのですが、
                  気がつけばこの夏は薄物たる薄物あまり着ていませんでした。
                  ほどんど浴衣を着物風に着るか、そのまま浴衣として着るか
                  あるいは麻の着物の小千谷縮を着物として、あるいは浴衣風にさらっと素肌に。

                  薄物とは、絽や紗などのすけすけの夏着物です。
                  7.8月の盛夏に着るものとされています。
                  まあ温暖化が激しいので
                  9月も着ていいのかもしれないけど私は律儀に守ってしまう方です。
                  だって単衣の季節は6月と9月しかないんですもの。

                  すけすけってことは、着物の下がよく見えると言うことです。
                  そこそこきちんと長襦袢を着ていなくてはならないのですが、
                  透け感のない着物なら下に何を着ててもあまりバレません。
                  バレないからと、うそつき襦袢にしたり、筒袖の半襦袢で楽に着たり
                  あるいはキャミソールとか。補正もいつもより薄めにさらっと気楽に。

                  しかし、薄物は、透けないときよりは、きちんと下地作りが必要です。
                  それがもしかしたら夏の着物のハードルを高くしているのかもしれないです。
                  まあ、薄物は多少ちゃんと着ないとかっこ悪いですしね。

                  それにしたって、夏のすけすけ着物って、
                  見た目はどんな格好よりも涼しそうに見えるし、
                  そんな気分を他人にさせられるなんてちょっとすごくないですか?
                  透け感が涼しく見せている訳ですよね。

                  今シーズン私が着た薄物と言えば
                  アンティークの矢絣の夏銘仙くらいだった気がします。

                  そういえば紺無地で萩や雲の柄が入った紗の着物を
                  タンスの中に発見したのを思い出して、着てみました。
                  久しぶりにちゃんと綿麻の真っ白の長襦袢。
                  その下には、裾よけと肌襦袢。
                  補正のウエストタオル・・・・。
                  なんかそんなこと聞いただけで暑くなっちゃいそうですかねえ?
                  でも暑いときはどんな格好でも暑いし、
                  長袖の方が日よけになってかえって涼しかったりしますし、
                  ウエストのタオルも汗取りの役目になったりもするんじゃないかと思ったりもします。

                  07082503.jpg

                  着物
                  紺色の紗。地紋に萩。
                  多分おばあちゃんからの頂き物。
                  一度も袖は通していなさそうでした。スケスケです。
                  でもこうして着てみるきてみると本当に涼しげです。
                  07082502.jpg

                  半襟。麻のチェック。
                  ユザワヤで見つけてきた生成り色の麻の布地。
                  織が格子柄で、あまり目立たないけど涼しげで
                  すました夏のお嬢さん風。
                  写真じゃ全然わからないけどね・・・。

                  半巾帯
                  アンティークの絽で、萩やトンボが飛んでいる染めの半巾帯。
                  和裁教室で自作したお気に入りです。
                  夏物に秋の柄が多いのは季節を先取りするため。
                  みんな涼しい秋を恋しがっていたのかしら。
                  青、白、黄色のグラデーションに白抜きの萩、赤い萩が絶妙です。

                  帯締と帯留
                  芥子色の細い帯締め。
                  夏は細めの帯締めがクールだと思います。
                  まだまだ夏を惜しむような金魚の帯留。
                  帯にマッチしました。

                  帯結びは角出し風。
                  角がなんかちょっと長過ぎたようで
                  また、あまり写真がよくなくて
                  なんだかあまりかっこ良くないんですが、
                  半幅帯でできる簡単な角出し風。
                  垂れは作らず小さめにしています。
                  それにしても立ち姿の姿勢が悪すぎます。
                  なぜかと言えば
                  おばあちゃんからの貰い物の着物は
                  袖が若干短くて、
                  それゆえ、袖から長襦袢が若干飛び出がちで
                  腕を引っ込め背筋が曲がる・・・。

                  持っている着物の裄は全部お直ししたいくらい。
                  07082501.jpg
                  麻の足袋とパナマの草履
                  せっかく絽のような紗を着たので、
                  足下はきりっと麻の白い足袋に
                  パナマの草履です。

                  ああ、なんだか解説しているだけで
                  ちょっとぴりっとして気持ちがよくなったりして。笑

                  無地の着物ってあまり持っていませんが、
                  帯豪華主義にできたり、
                  小物が際立ちます。
                  あとは洋服みたいな感覚で着れるところがあります。

                  一般的に色無地と言われるような着物は
                  帯の格によるところもありますが、
                  背中に紋を入れれば準礼装としても使える着物です。

                  便利な着物なんて言う人も居るけど
                  かえって難しい気もします。
                  第一、無地ですからね。
                  ちょっと味気ない?
                  あと、若干かしこまる感じがあって
                  よくかしこまる場所に行く人には良いですけどね。
                  もし、お出かけで、ドレスやワンピースかスーツとかジャケットってで言う人には薦めます。

                  でも、そんな人はあまりいないんじゃないでしょうか?

                  着物を始める方は
                  カジュアルな小紋とか木綿の着物からで良いんじゃないかしら。
                  もちろん、お家に着物があることがわかったら、
                  それを着てしまうのが一番良いですよ。

                  お友達とちょっと飲みにいくとか
                  近所を散歩とか
                  ジーンズにTシャツくらいの気軽な感覚で着物楽しんじゃいましょ。
                  着物コンポーザーがご相談に乗ります。
                   
                   
                   
                   
                   
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                  オリジナルの腰紐を作る。

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                    調子に乗って、
                    着物人ロゴ三ツ眼鏡紋を作ったりしていますが、
                    パーティーを良い機会として、スタンプを作ったんですよ。

                    作ったのはこちら、はらだポップ堂さん。
                    データで入校だと、なかなか格安で、そしてとても早く完成します。

                    布用のインク(といっても普通のインクと同じような値段。)で
                    前掛けに押して着物人オリジナルの前掛けとタスキを作ったり、
                    そうそう、布に押せると言う事は・・・・と思って
                    思いついたのが
                    腰紐にスタンプ。

                    まあ、いろんな人が入り乱れるような場所で着替える事も少ないかもしれませんが、
                    あるとするなら着付け教室くらいかもしれませんが、
                    着付けの小物にも自分の目印が欲しい物です。
                    そんなとき、オリジナルでなくてもスタンプを押してみると言うのは意外とかわいいと思いました。
                    私も調子に乗って三ツ眼鏡紋を
                    真っ白で味気なかった腰紐に押したら
                    なんだか自分の物!!!って感じになりましたよ。

                    もちろん最近ではかわいい柄物の着付け小物も売っているから、
                    それを買ってしまえば簡単でしょうけど
                    家にある物に工夫をプラスすれば物を増やしすぎず、活かせますよ。

                    布用のスタンプインクは乾いてからアイロンをかけると
                    洗濯してもインクが落ちにくくなると言う物です。
                    色もたくさん揃っていますので、お好きな色で押してみては?

                    私は端っこにしか押していませんが、等間隔に押してみたり
                    全面にべたべた押しても楽しいかも。

                    07090135.jpg
                    写真は、味気ない普通の白い腰紐に押したものです。
                    右の赤い豆絞りは、
                    YUKATA PARTY vol.4のケータリングスタッフ用に作ったタスキ。
                    タスキは4本作りましたが、記念にスタッフ達にあげてしまったのですが、
                    これ1本だけ残ったので、自分用のタスキです。

                    もちろん、自分のお気に入りの柄の布で腰紐を作ると言うのもかわいいですよ。
                    お財布にも優しくて、締まりが良くて、ほどけにくいのはやっぱりモスリンですね。
                    直線とは言えそこそこ長い距離を縫わなくてはならなかったり、
                    裏返さなくてはならなかったりと、ちょっと面倒かもしれませんけど。
                    スタンプを押すのが手軽ですよね。
                     
                    自分の物に愛着もって、物を大切にできますよー。
                     
                     
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                    お花本手ぬぐい  村上隆

                    0
                      お友達から誕生日プレゼントでいただいた手ぬぐいです。
                      ありがとう!

                      07091201.jpg

                      アーティストの村上隆のてぬぐい。
                      注染染めの本格的な手ぬぐいでなかなかかわいいです。

                      アーティストグッズで結構手ぬぐいも出されています。
                      私も、自分で大好きな岡本太郎の手ぬぐい持っています。

                      コレクションの一つに加えてみたらいかがでしょうか?
                      いやいや、もちろんバシバシ使い込む予定です。笑
                       
                       
                       
                       
                       
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                      お披露目『着物人ロゴ』

                      0
                        着物人のマークと言えば、
                        YUKATA PARTY vol.3の時にお披露目させていただいた
                        『三ツ眼鏡紋』ですが、

                        実は、YUKATA PARTY vol.4でのお披露目を目指してロゴマークも作りました。

                        kimonojinlogo.jpg

                        渋くて素敵な書です。

                        07090122.jpg
                        こちらは、YUKATA PARTY vol.4でのお披露目用に作ったリーフレット。

                        書いていただいたのは、
                        若き創作書道家 伊藤みゑさんです。

                        彼女を知るきっかけは、
                        友人もそのメンバーであるクリエーターズグループ 「らしく」
                        現在の主な活動は、
                        年2回程度の「ものづくり×ものがたるフリーペーパー らしく」の発行・配布。

                        そのフリーペーパーの第2号で、
                        彼女は『装』という字を書いていました。
                        その文字が額装されてプレゼントの公募をしていたので
                        応募したら、たまたま当たって、送られてきて、
                        今、私の部屋に飾ってあります。
                        07090134.jpg
                        『装』と言う文字。
                        初めて行った着物の学校は『装道』というところでしたし、
                        着物に携わっている私にはちょうどいいし、
                        素敵な文字だわと思っていたので
                        着物人を彼女に書いてもらったら良いんじゃないかしら?と思った訳です。

                        あまり時間もなくて、なかなかスケジュールが合わなかったと言う事もあり、
                        まだ、ご本人にお会いする前、メールでのやり取りだけで
                        『三ツ眼鏡紋』と着物人のサイトを見ていただいて、書いていただきました。
                        (私が『三ツ眼鏡紋』の完成をのばしのばしにしてしまったばっかりに
                        依頼のお願いをしてからずいぶんたってしまったんですけどね。)

                        もちろんその後、直接お会いして、
                        書いていただいた『着物人』を見せていただいたんですが、
                        なんと6案も出していただきました。
                        でも、私が良いなあと思っていたのと彼女自身が良いなあと思っていたのは一致していました。
                        少し悩むところもありましたが、
                        結局、その良いなあと思っていたもの(現在のロゴ)にしました。


                        私自身、書の世界についてはほとんど知らないし、
                        書道家ってなんだかあまり身近じゃないですよね。
                        でも、若くして書道の世界でがんばっているのは凄い事じゃないかと思います。

                        ぱっと見て、
                        良いなあって思う直感的なのって大事かなあと思っています。
                        メールでは数回のやり取りをしつつ、お願いしていた時、
                        まだ見ぬ彼女を心の中で思い描きながら
                        『着物人』という字が彼女のエッセンスによってどんな風に表されるかと
                        ワクワクしました。なんか楽しかったです。私は何一つしていないんですが・・・。


                        是非、彼女の書が気になったら、ご相談ください。
                        ┌────────────────────────────
                        │ 伊藤 みゑ(Mie Ito)(創作書道)         
                        │ 1979年宮城県仙台市生まれ、桑沢デザイン研究所卒。
                        └────────────────────────────
                        ご本人も楽しくって素敵な方です。

                        この書、着物人ロゴが、多くの皆様の目に触れ、愛されますように。
                        三ツ眼鏡紋とともに見知り置きを!
                         
                        順次、ホームページなどあらゆるところを、こちらのロゴに切り替えていきます。
                        ちょっと時間がかかるかもしれませんが・・・。 頑張ります。
                         
                          
                         
                         

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                        • 三ツ眼鏡紋の紋切り型
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