なんだか、ばたばたで
すっかりblogのアップを滞っていますが、地道に行きます。
もう先々週の話になってしまいましたが、
新春浅草歌舞伎に行ってまいりました。
注目の若手の役者たちだ集結して演じられる歌舞伎らしいです。
毎年恒例らしいのですが、着物で歌舞伎の日というのが設けられていて
今年は、1月6日第二部がそれでした。
その時の着物は
こちら。
お友達に誘っていただき、今年も歌舞伎ちょっとづつ見ていきます。
お勉強です。
お昼前に集合して、
大黒屋で天丼を食べました。
名物の行列の店です。とっても混んでいて、ずいぶん待ちました。
でも、丼からあふれんばかりの天ぷらに満足。
初めて、こちらの天丼いただきました。
ぺろりと平らげました。
色が濃く見えるのはたれの色ってよりは
ごま油で揚げているかららしいです。こくがあります。
なんと幸か不幸か座敷に通されました。
みんな、着物で正座をすることに慣れておらず、かなり戸惑っていました。
私も正座は苦手です。すぐにしびれちゃう。
そんな時は、足先を曲げると和らぐなんて言うのでやってみたりして・・・。
でも、まあきちんとした席という訳でもないので適当に足を崩して
膝には手ぬぐいでも敷いておけばなんてことないわよ〜って思っています。
お腹が満たされた後は、
まだ開場時間まではあるけど、
浅草公会堂にちょっと入ってみて、ボードの前で記念撮影をしてみたりして。
みんな着物。
いや〜いいですね。
まだ、時間があるので今度はちょっとお茶を飲みましょうってことになりまして、
近くの喫茶店へ。
お腹がいっぱいなのでケーキを食べるのは断念して、
代わりにコーヒーフロート。
なんだかはしゃいでおります。
お正月ということもあって、奮発して、1階席をとってもらいました。
後ろには着物のお客さんでいっぱいです。
舞台もこんなに近いんですよ!オペラグラスいらず。
でも、花道より左側はあまり舞台の人が向かない方なんですよね。
友達は、どぶ側と呼んでいました。まあ、こんなのも楽しいです。
着物に日ということで普段にはないサービスがいろいろ。
その一つは、
着物を着てこられない方が雰囲気だけでも味わえるように
羽織の貸し出しをしてくれるのです。
羽織ってより、どてらというかはんてんというかそんな雰囲気ですが、
これはこれで楽しそうです。
でも9割ぐらいの人(つまりほとんどの人)が着物でした。
あとは、お直し処が開設され、松竹の方が着物のお直しをしてくれるんです。
お友達が直してもらうのを見ていたんですが、
本当に手際がいい。さすがプロです。
あとは、お年玉として、ミラーをもらえたりとか。
さてさて、演目ですが、まずは、
お年玉〈年始ご挨拶〉
片岡愛之助さんが出ていらして、新年のご挨拶とともに、
質問コーナー、演目の紹介。
一、祗園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき) 金閣寺
15:05-16:45
雪姫 市川亀治郎
此下東吉 中村勘太郎
狩野之介直信 中村七之助
慶寿院尼 中村亀鶴
佐藤正清 市川男女蔵
松永大膳 中村獅童
松永大膳に捕らえられ、桜の枝に縛り付けられた雪姫は、縄を解こうと苦慮するうちに、桜の花びらを集めて足で鼠を描きます。すると不思議なことに…。なんていう話。ねずみがちょっとおもしろい。でも、ストーリーの背景がいまいち私にはわからず、
やっぱりイヤフォンガイドが必要なのかも〜って思ったりしました。
幕間 25分
お友達がお直しをしてもらいました。
それにしても、いろーんな着物を着てきている方がいらしてて華やかだし、
見てて面白かったです。
日本髪を結ってらした方もいらっしゃいましたよ。
振袖の方も、銘仙の方も〜。
二、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし) 木更津海岸見染の場 源氏店の場
17:10-18:40
与三郎 片岡愛之助
お富 中村七之助
蝙蝠安 中村亀鶴
鳶頭金五郎 中村獅童
和泉屋多左衛門 市川男女蔵
「しがねえ恋の情けが仇」という与三郎の名台詞で有名らしいです。裕福な商家の若旦那・与三郎は、木更津でお富を見染め、そして三年後、切られ与三と呼ばれる小悪党になった与三郎は、お富と偶然にも再会を果たし…。って話なんですが、
こちらの方がわかりやすかったです。
なんと行ってもお富がとっても色っぽくて美しくてうっとりでした。
そしてなんだかコミカルな場面もあったりして。
あとは、江戸時代の女性の帯結びはいろいろだったのですが、それが見れてちょっと楽しかったです。
演目が終わった後、
出演者のみなさんが舞台に出ていらして、
ご挨拶がありました。
舞台から観客席を見たときに、
着物の日は本当に着物の人でいっぱいで
とても気合いが入るというようなことをおっしゃっていました。
確かに、こんなに大勢の着物の方が集まることもそうないでしょうね。
とっても素敵だなあと思って
洋服を捨てろと言っても無理なのかもしれませんが、
着る服の選択肢として、着物が着られるようになるといいなあと願ってやみません。
急遽、見に来ることになったけど、
着物がないけど着てみたいということで
浅草界隈の古着物やさんでウールの着物と半幅帯を購入して
ハイネックのセーター、スカートとロングブーツの上から着物を着て
鑑賞したお友達もご一緒しました。
みんなで、あーだこーだ言いながら選んだりってかなり楽しいです。
講演が終わってからは、
ご一緒しているお友達につき合って楽屋口で出待ちです。
運が良ければ、役者さんと直接話せたり、サインをいただいたり
握手してもらったりといろいろできるみたいです。
まだ、私はそこまでの域には達していません。遠目から見てるだけ。
最後は軽く飲んで食べて帰りました。
楽しい一日でした。
着物は素敵だ〜。